脳卒中・循環器病対策基本法

「健康寿命の延伸などを図る為の脳卒中、心臓病その他循環器病に係る対策に関する基本法」の成立を受けて

 本日12月10日、第197回国会最終日に、「健康寿命の延伸などを図る為の脳卒中、心臓病その他循環器病に係る対策に関する基本法」(以下、脳卒中・循環器病対策基本法と略す)が可決・成立しました。

 与野党が激突する厳しい国会情勢の中、脳卒中・循環器病患者、家族、国民のために、本法の成立にご尽力くださいました国会議員の方々に敬意を表し、厚く御礼申し上げます。また、これまでご協力くださった皆様に、改めて感謝申し上げます。

 公益社団法人日本卒中協会は2008年から、関係諸団体と協力し、「脳卒中対策基本法」の法制化を目指して来ました。しかしながら政権交代や東日本大震災などの影響のため作業は難航しました。2013に尾辻秀久参議院議員を会長とする「脳卒中対策を考える議員の会」が発足し、2014年の通常国会に約20万人が署名した請願書を提出し、それを受けて参議院厚生労働委員会に「脳卒中対策基本法案」を発議して頂きました。残念ながら時間切れのため法案は継続審議となり、その後の衆議院解散・総選挙の為に、廃案となりました。

 この段階までに、個別疾患に対して基本法を作ることに対するご批判をいただき、また日本心臓財団や日本循環器学会を含む循環器病関係諸団体からの申し入れもあり、国民の死因第2位の心臓病を含む循環器病と、死因第3位かつ寝たきり原因第1位の脳卒中とを合わせた、包括的な基本法の法制化に取り組むこととしました。これは、両疾患の原因と予防策に共通点が非常に多く、いずれも発症後の迅速な治療が改善の鍵となり、リハビリテーションや再発・重症化予防が患者の生活の質の改善に繋がるなど、両者を一括して扱うことは理にかなっているからであります。そこで新たに、「健康寿命の延伸などを図る為の脳卒中、心臓病その他循環器病に係る対策に関する基本法」の法制化を目指して、「脳卒中・循環器病対策基本法の成立を求める会」を結成し、活動を続け、今日を迎えることができました。 

 本法の成立によって脳卒中対策が終わったわけではなく、本日から新たな取り組みが始まります。日本脳卒中協会は1997年の発足時より、脳卒中の予防と患者・家族の支援を二本の柱に活動を行ってきました。本法の成立を受けて、今後より一層これらの活動に励む所存ですので、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

「脳卒中・循環器病対策基本法の成立を求める会」

脳卒中対策を推進するために、「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法案」の成立を目指し、「脳卒中・循環器病対策基本法の成立を求める会」の活動に協力しています。

 

「脳卒中・循環器病対策基本法案の今国会での成立を求める患者・家族・医療関係者の会」が開催されました

なぜ、今「脳卒中・循環器病対策基本法」が必要か