脳卒中は予防のみならず、発症後は、再発予防のための“治療の継続”と“リハビリテーションの継続”も重要です。
お薬のことやインフルエンザに罹った時のことについても、読んでおきましょう。
脳卒中で入院された方とご家族のための情報
脳卒中はどんな病気なのか、これからどのような治療が行われるのか、これからどんなことに気をつければよいのか、入院された今お伝えしたいことを、分かりやすく5本の動画にコンパクトにまとめました。
脳卒中克服十か条
脳卒中後も再発を防いで活き活きした人生を送るための「脳卒中克服十か条」を作成しました。
脳卒中患者さんや家族が、脳卒中を克服する一助になればと願っています。
お薬について
脳卒中の予防・再発予防のための薬を内服している患者さんに、ご注意いただきたい情報です。
患者さんのための新型コロナウイルス情報
●「コロナウイルス感染が脳卒中の原因となることはありますか」などQ&A方式で分かりやすく解説しました。
●「COVID-19に関する日本脳卒中学会・日本循環器学会共同声明」が発表されました
COVID-19に関する日本脳卒中学会・日本循環器学会共同声明(PDF)
患者さんのためのインフルエンザ情報
脳卒中患者さんがインフルエンザになると・・・
脳卒中や心臓病(心不全、心筋梗塞など)の患者さんが通常の季節性インフルエンザになると重症化しやすく、その結果、入院や死亡の危険性が高いことが分かっています。また、脳卒中や心臓病の患者さんが季節性インフルエンザにかかると、心筋梗塞や脳梗塞の新たな発作の引き金になる可能性があることも知られています。新型インフルエンザ(A/H1N1)についても、季節性インフルエンザと同じような危険性が予測されます*。
*脳卒中や心臓病の患者さん以外にも、慢性呼吸器疾患、糖尿病などの代謝性疾患、腎機能障害、ステロイド内服などによる免疫機能不全の患者さん、妊婦、乳幼児、高齢者が重症化しやすいことが分かっています。
災害・震災後の脳卒中予防を!
東日本大震災の経験から、震災後、脳卒中、心不全・狭心症や心筋梗塞などが増えることが分かっています。その原因として、ストレス、塩分摂取の増加、薬剤 の不足や受診困難による服薬の中断などが考えられます。 万が一、被災した時も脳卒中予防を!
新しいお薬や治療法の臨床試験・治験について
しばしば、テレビや新聞などで、脳卒中の最新治療として開発中のお薬や治療法が紹介されます。
当協会にもお問い合わせを受けることがあるため、以下のようにまとめました。
ただ、最新治療の開発には、海外企業やベンチャー、大学など様々な団体が関わっていて、情報を一元的に提供しているサイトなどはないのが現状ですので、以下の方法を試して頂ければと思います。
なお、当協会にお問い合わせ頂いた場合も、以下とほぼ同様の調査をおこなうことになります。
1)具体的な薬や治療の名前がわかっている場合
新聞や雑誌などで名前がわかる場合は以下のような探し方ができます。
- インターネットで検索してみる
- 開発している企業名がわかれば、当該企業に問い合わせてみる
- 「臨床研究情報ポータルサイト」(https://rctportal.niph.go.jp)で検索してみる
- 「臨床研究実施計画・研究概要公開システム(jRCT)」(https://jrct.niph.go.jp)で検索してみる
*外部のウェブサイトであり、整備中などで使用できない場合もございます。 - 参考:治験の探し方~jRCTのみかた~https://www.jpma.or.jp/information/evaluation/results/message/cl_jrct_mikata_20230407.html
2)治験・臨床試験を実施している医療機関がわかっている場合
- 当該医療機関のホームページで「実施中の治験・臨床試験」情報を検索してみる
- 当該医療機関の治験管理部署(施設によって部署名は様々です)に問い合わせる など