脳卒中患者さんのための情報(新型コロナウイルス情報等)

脳卒中は予防のみならず、発症後は、再発予防のための“治療の継続”と“リハビリテーションの継続”も重要です。

お薬のことやインフルエンザに罹った時のことについても、ご一読ください。

脳卒中克服十か条

脳卒中後も再発を防いで活き活きした人生を送るための「脳卒中克服十か条」を作成しました。

脳卒中患者さんや家族が、脳卒中を克服する一助になればと願っています。

脳卒中克服十か条についてよむ]

お薬について

脳卒中の予防・再発予防のための薬を内服している患者さんに、ご注意いただきたい情報です。

患者さんのための新型コロナウイルス情報

Q.コロナウイルス感染が脳卒中の原因となることはありますか

A.現時点でコロナウイルス感染自体が直接脳卒中の原因となることは報告されていません。

 しかし、感染が引き金となり、血圧が変動したり、血液が固まりやすくなったり、脱水になったりする可能性は考えられます。その場合、高齢者,血圧やコレステロールや血糖が高く脳の血管の動脈硬化が進行している人、心房細動などの心臓病がある人など脳卒中のリスクが元々高い人では、発症のリスクがさらに高まる可能性が考えられます。

Q.脳卒中の患者さんがコロナウイルスに感染するとどのような影響がありますか

A.脳卒中の患者さんは、一般の方々よりも免疫力や体力が弱っていると考えられます。

 つまり、一般の方々よりも感染しやすく、感染した場合に重症になり易い可能性があります。脳卒中を防ぐための治療薬 (抗血栓薬:血液サラサラの薬)のなかには、感染症に対する薬と相互作用を有するものがあり、併用することによって抗血栓薬の効果が過剰になる場合や、逆に効果が減弱する場合があります。その影響で脳梗塞や脳出血の発症のリスクが高まってしまいます。脳卒中の患者さんが発熱や呼吸器症状などに対して医療機関で薬の処方を受ける際には、必ず日ごろ内服している薬の内容 (お薬手帳など) を提示してください。

 また,感染により脳卒中の後遺症が悪化することもあり、その場合脳卒中の再発と区別がつきにくいことも少なくありません。脳卒中の後遺症の悪化に気づかれた場合は、すぐに脳卒中の専門病院を受診してください。

Q.脳卒中の患者さんに対してはどのような注意が必要ですか

A.脳卒中の患者さんは、一般の方々よりも免疫力や体力が弱っていると考えられます。

 つまり、一般の方々よりも感染しやすく、感染した場合に重症になり易い可能性があります。発熱や呼吸器症状など感染の可能性がある人、感染の可能性がある人と接触した人は極力脳卒中の患者さんと接触しないでください。家族に脳卒中の患者さんがおられる場合は、日ごろから手洗いやうがいの徹底、マスク着用などを心がけ、万一発熱などの症状を認めた場合は早めに医療機関を受診してください。

 脳卒中の患者さんが感染した場合、または感染が疑われる場合でも、早期に点滴などの治療を行うことで影響を最小限に食い止めることが期待されます。

患者さんのためのインフルエンザ情報

脳卒中患者さんがインフルエンザになると・・・

脳卒中や心臓病(心不全、心筋梗塞など)の患者さんが通常の季節性インフルエンザになると重症化しやすく、その結果、入院や死亡の危険性が高いことが分かっています。また、脳卒中や心臓病の患者さんが季節性インフルエンザにかかると、心筋梗塞や脳梗塞の新たな発作の引き金になる可能性があることも知られています。新型インフルエンザ(A/H1N1)についても、季節性インフルエンザと同じような危険性が予測されます*。

*脳卒中や心臓病の患者さん以外にも、慢性呼吸器疾患、糖尿病などの代謝性疾患、腎機能障害、ステロイド内服などによる免疫機能不全の患者さん、妊婦、乳幼児、高齢者が重症化しやすいことが分かっています。

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新しいお薬や治療法の臨床試験・治験について

しばしば、テレビや新聞などで、脳卒中の最新治療として開発中のお薬や治療法が紹介されます。

当協会にもお問い合わせを受けることがあるため、以下のようにまとめました。

ただ、最新治療の開発には、海外企業やベンチャー、大学など様々な団体が関わっていて、情報を一元的に提供しているサイトなどはないのが現状ですので、以下の方法を試して頂ければと思います。

なお、当協会にお問い合わせ頂いた場合も、以下とほぼ同様の調査をおこなうことになります。

1)具体的な薬や治療の名前がわかっている場合

新聞や雑誌などで名前がわかる場合は以下のような探し方ができます。

  • インターネットでグーグル検索してみる
  • 開発している企業名がわかれば、当該企業に問い合わせてみる
  • 「臨床研究情報ポータルサイト」(https://rctportal.niph.go.jp)で検索してみる 
  • 「臨床研究実施計画・研究概要公開システム(JRCT)」(https://jrct.niph.go.jp)で検索してみる など
    *外部のウェブサイトであり、整備中などで使用できない場合もございます。

 2)治験・臨床試験を実施している医療機関がわかっている場合

  • 当該医療機関のホームページで「実施中の治験・臨床試験」情報を検索してみる
  • 当該医療機関の治験管理部署(施設によって部署名は様々です)に問い合わせる など