更新日:2023年9月8日

岐阜県支部は日本脳卒中協会支部の一つとして平成17年に開設されました。事務局は岐阜大学医学部脳神経外科教室内に設けられ、同年11月より電話及びFAXによる脳卒中なんでも相談を開始しました(現在はFAX相談のみ:FAX番号 058-234-5503、24時間365日随時受付けています)。

また、平成18年からは岐阜県支部として脳卒中市民公開講座を年1回、県内各地で毎年開催しております。その他の事業としては、製薬会社との共催による開業医教育研修事業、そして医学部を卒業した初期臨床研修医の脳卒中診療教育を目的とした「研修医のための岐阜脳神経セミナー」を平成18年から毎年3〜6回開催しており、救急外来などでの脳卒中診療のレベルアップに繋がると大変好評を得ています。

支部長  岩間 亨 岐阜大学医学部附属病院 脳神経外科 教授
副支部長 村瀬 悟 岐阜県総合医療センター 脳神経外科 部長
副支部長 下畑 享良 岐阜大学 脳神経内科 教授
(準備中)

テーマ「わかりやすい脳卒中のおはなし」

日時:令和5年10月28日(土) 13:00-15:00

場所:大野町総合町民センター多目的ホール(岐阜県揖斐郡大野町黒野990)

参加費:無料
    参加申し込み不要です。どなたでもお気軽にご参加ください。
    なお、個別相談を希望される方は下記をダウンロードして2ページ目をご覧下さい。

プログラム

司会・進行:岩間 亨 先生 (公益社団法人日本脳卒中協会岐阜県支部長)

13:00 開 会

13:05 「脳卒中のお話」
    田中 嘉隆 先生(岐阜・西濃医療センター西濃厚生病院 脳神経外科部長)

13:35 「脳卒中にならないために」
   村瀬 悟 先生(岐阜県総合医療センター 脳神経外科部長)

14:05 「脳卒中のリハビリテーション」
   安藤 弘道 先生(医療法人和光会 山田病院 院長)

14:35 個別相談会

15:00 閉会

⚫急性期医療
 脳梗塞の超急性期治療は発症から治療開始までの時間が重要です。岐阜県では救急隊員が病院前脳卒中スケールを用いて、超急性期脳卒中患者の搬送に役立てています。岐阜県では平成30年に第7期岐阜県保険医療計画を定めてホームページ上に公表しており、脳卒中対策は同計画の82ページから、脳卒中急性期医療を担う病院は100ページに医療圏別に公表しています。t-PA静注療法は超急性期脳卒中加算の届け出を行っている病院などで実施可能であり、岐阜県内の5つの医療圏の全ての圏域に2箇所以上の実施病院があります。
 近年急速に普及しつつあるカテーテルを用いた血管内治療(血栓回収療法)も5つの医療圏の全てに血管内治療医が常勤している実施病院があります。t-PA静注療法だけを実施している病院は血栓回収療法実施病院と綿密な連携を図っています。

http://www.pref.gifu.lg.jp/kodomo/iryo/horei/11229/7hokeniryokeikaku.data/hokeniryokeikaku-ikkatu.pdf

⚫回復期と維持期医療
 急性期医療と同様に回復期医療を担う病院も前出の保険医療計画に公表されています(101、102ページ)。各医療圏域では脳卒中連携パスを作成し、急性期病院から回復期リハビリテーション病院、回復期病院からかかりつけ医へのシームレスな連携と、維持期における合併症予防、再発予防を図っています。
 岐阜医療圏で作成している「岐阜脳卒中連携パス 脳卒中あんしん連携ノート」は、岐阜大学医学部附属病院のホームページからダウンロードすることができるようになっていますので、どうぞご活用ください。

https://www.hosp.gifu-u.ac.jp/bumon/uploads/docs/renkeinote.pdf

(準備中)