更新日:2018年7月1日

 脳卒中は脳に重篤な機能障害を及ぼす可能性のある病気で、いったん発症すると、現在の医学をもってしても、完全に回復することは困難な場合も少なくありません。そのため、高齢化を迎えたわが国では、その対策が喫緊の課題となっております。そこで、当支部では、山梨県における脳卒中の社会啓発および脳卒中患者の福祉の向上を目指して活動を行っております。「脳卒中の予防と治療」をメインテーマとした県民公開講座や、ヴァンフォーレ甲府のJリーグ試合会場にて市民啓発イベントを開催しております。

 また、電話やファックスで脳卒中患者やそのご家族からの相談にアドバイスも行っております。脳卒中医療体制については、全県共通の脳卒中地域連携パスを導入し、脳卒中治療における急性期治療、回復期リハビリテーション、ならびに維持管理施設のシームレスな連携を図って、治療成績の向上に取り組んでいます。

 また、近年注目を集めている急性期脳梗塞に対するtPA静注治療や血栓回収治療を、全県で施行できる体制づくりを進めております。これからも、山梨県民の健康増進の一助となるべく活動してまいりますので何卒よろしくお願い申し上げます。

支部長  木内博之 山梨大学大学院医学工学研究部 脳神経外科学講座教授
副支部長 金丸和也 山梨大学医学部 脳神経外科学講座 病院准教授
副支部長 中野 真 山梨県立中央病院 中央診療部 統括部長
所在地  山梨大学大学院医学工学総合研究部内
(準備中)
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1. 急性期医療
 脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などすべての脳卒中に対し、全県の急性期施設が連携し治療にあたっています。特に急性期脳梗塞に対するrt-PA静注療法や、経皮経管的脳血栓回収用機器を用いた脳血管内治療を、必要とするすべての県民に施行できる体制づくりを目指しています。急性期施設間においても、連携を強化しドリップ・シップ・リトリーブにも対応しています。

2. 回復期医療
 急性期治療の後に、リハビリテーションの継続が必要な場合には、回復期リハビリテーション病院へ転院します。山梨県では、リハビリテーション施設が充実しており早期から十分なリハビリテーションを行うことが可能です。

3. 維持期医療
 自宅退院後の危険因子の管理や再発予防治療、さらに機能維持を目的とした通院治療を行います。状態が不安定で入院での維持期医療が必要な場合にも対応しています。

 山梨県では、脳卒中治療の急性期、回復期、維持期を担う各施設が連携をとり、円滑に治療を継続しています。山梨県地域保健医療計画において、これらの医療を担当する施設の一覧が以下のホームページで公表されています。

山梨県地域保健医療計画 第8章医療圏別保健医療計画 資料編(機能別医療施設一覧)
http://www.pref.yamanashi.jp/imuka/documents/06218214517.pdf

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