更新日:2024年1月23日

日本脳卒中協会福島県支部は2009年に福島赤十字病院脳神経外科に開設し、2022年に福島県立医科大学脳神経外科に事務局を移し現在に至っています。

これまでの支部活動としては、2009年に福島市で開催した第1回福島県市民公開講座を皮切りに、毎年県内各地で市民公開講座を開催し、脳卒中に関する予防・啓発活動をおこなってきました。脳神経外科のエキスパート、リハビリテーション医師、栄養士など多方面から講師を招聘し、脳卒中疾患の予防・診断・治療にとどまらず、東日本大震災が与えた住民への影響や認知症など多岐にわたる内容で県民の皆様への情報発信に努めてきました。新型コロナウイルス感染の拡大により2019年の第11回以降は開催を見合わせていますが、感染の収束状況を確認して再開したいと考えています。


所在地  福島県立医科大学医学部脳神経外科学講座内
支部長  藤井正純 福島県立医科大学 脳神経外科 教授
副支部長 鈴木恭一 福島赤十字病院 院長(脳神経外科)

福島県の健康寿命は、平成28年度が男性71.54年(全国36位)、女性75.05年(全国24位)で、脳血管疾患の年齢調整死亡率(人口10万対)は、平成27年時点で男性が43.7(全国値37.8)、女性が27.4(全国値21.0)と全国よりも高い値です。
こうした要因として、福島県内のメタボリックシンドローム、高血圧、脂質異常症等の患者割合が高く、喫煙率、糖尿病年齢死亡率も全国に比して高いことが挙げられます。これらを改善すべく、市民や医療従事者向けのイベントや講演会を開催しています(【直近のイベント】をご参照ください)。

(準備中)

福島県内に16ヶ所ある一次脳卒中センターは、県内に6つある二次医療圏それぞれに1ヶ所以上配置されています。
16ヶ所の一次脳卒中センターを核としてtPAを用いた治療や脳血管内治療を速やかに行う体制を構築していますが、福島県は全国第3位の広大な県土を有しており、脳卒中患者様に対して24時間365日の対応を維持するためには更なる医療体制の充実が必要です。
このため、福島県では脳卒中を担当する医師の増員および育成に努めています。

(準備中)