更新日:2018年7月9日

 山形県支部は、平成14年10月、横浜、熊本、秋田に次ぐ4番目の支部として、また国公立大学医学部内に開設する初めての支部として開設されました。 支部活動としては、開設間もなく第8回JSA脳卒中市民シンポジウムを開催させていただきました。その後も電話相談、ストップNo!卒中エリア講演会の開催等、山形県の脳卒中医療の向上のための活動を行っております。
 山形県支部の特徴としては、支部のある山形大学医学部が中心となり県内23の脳卒中治療専門施設と行政(県)、消防機関が一丸となって、脳卒中の予防ならびに治療結果の向上を目指す「山形県対脳卒中治療研究会」と共同しての活動があげられます。個別には行政や消防機関との連携がなされていても、一つの組織として活動しているところは珍しいのではないでしょうか。研究会では、年2回、春は医師・研修医・看護師・救急隊向け、秋は医師・研修医向けの研修会を開催しています。また研究会では、県の委託を受けて年間3000例を超える登録がある悉皆性の高い脳卒中登録事業を行っています。このデータでは、現在、全脳梗塞症例のうち4.5時間以内の受診が30%、t-PAの施行率が7%程度です。山形県支部としては、研究会と連携しながら”一般の方々”や”一次医療機関”への啓発活動を通じてt-PA施行率の向上を現在の重要課題として活動しております。

所在地 山形大学医学部附属病院 内
支部支部長 山形大学医学部先進医学講座特任教授 嘉山孝正
副支部長 佐藤 慎哉 山形大学医学部 総合医学教育センター 教授

山形県支部では、以下のような事業を行っています。

*脳卒中相談事業(FAX相談)
   FAX番号:023-628-5950
   開催日時:365日 24時間
*啓発事業
  1)市民啓発事業
  2)開業医向け教育研修事業
  3)研修医向け教育研修事業
  4)救急隊向け教育研修事業

(準備中)

● 脳卒中診療機関連携
山形県全体の脳卒中診療レベルの維持・向上には、脳卒中医療にかかわる医療機関の連携が不可欠です。山形県には県内の脳卒中の予防ならびに治療結果の向上を目指し、平成10年に立ち上げた山形県対脳卒中治療研究会があります。山形県には4つの二次医療圏がありますが、庄内医療圏の日本海総合病院・鶴岡市立荘内病院、最上医療圏の県立新庄病院、村山医療圏の北村山公立病院・県立河北病院・県立中央病院・国立病院機構山形病院・山形済生病院・山形市立病院済生館・篠田総合病院・医学部附属病院、置賜医療圏の公立置賜総合病院・国立病院機構米沢病院・三友堂病院・米沢市立病院、と脳卒中の急性期、回復期医療を提供するほぼすべての医療機関がこの研究会に参加しています。

● 脳卒中登録事業
 脳卒中の治療体制をより良いものにするためには、その地区で脳卒中がどのくらい発生しているかを知ることは非常に大切です。前述の山形県対脳卒中治療研究会では、会の発足当時から脳卒中の登録事業を行っていましたが、平成23年度から山形県から委託を受け、以前から山形大学医学部第一内科を中心に行われてきた心筋梗塞発症登録事業と合わせて「山形県脳卒中・心筋梗塞発症登録評価研究事業」が行われています。最近の結果では、脳卒中は山形県全体で年間4000人ぐらいの患者さんがいて、人口1000人当たりの罹患率は3.6とされています。このようなデータは、県内の脳卒中対策を考える上での基礎資料として用いられています。

(準備中)