更新日:2025年10月28日

大分県では平成29年3月から『健康寿命日本一おおいた県民運動推進条例』が公布・施行され、『めざせ!健康寿命日本一おおいた』を掲げて県民総ぐるみの健康づくり運動が始まりました。大分県支部でも、健康寿命日本一を目指した脳卒中予防への取り組みとして、脳卒中市民公開講座などの市民啓発活動を行っています。

日本脳卒中協会 大分県支部
所在地:大分県厚生連鶴見病院 脳神経内科 内
支部長  湧川 佳幸 永冨脳神経外科病院 病院長
副支部長 荒川 竜樹 大分県厚生連 鶴見病院 脳神経内科

大分県では2017年3月に健康寿命日本一おおいた県民運動推進条例が施行され、生涯健康県おおいたの実現を目標に大分県福祉保健部を中心に経済界を巻き込んだ創造会議を立ち上げ、事業所単位で健康づくりに取り組む『健康経営事業所』認定などを行って県民総ぐるみの健康づくりに取り組んでいます。また、大分県における循環器病対策推進計画も推進協議会の開催を重ね、健康寿命の延伸および循環器病死亡率の減少、日常生活の質の向上を目標に実施されています。

大分県支部では、2020年以降COVID-19感染拡大対応により県の様々な活動も制限され、市民公開講座開催も見送っておりましたが、2024年3月、10月に『ストップ!脳卒中』市民公開講座を開催することができました。2024年3月は『脈の日』に合わせ、大分大学循環器内科 髙橋尚彦教授、オアシス病院グループ副理事長 日野天佑先生を招いて『心房細動と心原性脳塞栓症』をテーマに病気の理解とその予防について説明していただきました。10月には『高血圧と脳卒中』をテーマに大分大学脳神経外科 大西晃平先生には脳出血予防と血圧管理の大切さに気付いてもらえるような講演をしていただきました。また、10月29日の世界脳卒中デーには永冨脳神経外科病院のブルーライトアップを行いました。副支部長とともに大分県での啓発活動事業に取り組みます。

〜活動報告〜

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脳卒中市民公開講座「ストップ脳卒中!」
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日時:2025年10月30日(木)15時から16時50分
会場:J:COMホルトホール大分 3階 大会議室

予定プログラム
・講演1 「日本脳卒中協会と啓発動画の紹介」 
       湧川 佳幸 日本脳卒中協会大分県支部 支部長
・講演2 「くも膜下出血の症状と対処」 
       大西 晃平 大分大学医学部附属病院 脳神経外科
・講演3 「これだけは知っておきたい脳卒中」
       湧川 佳幸 日本脳卒中協会大分県支部 支部長

主催:(公社)日本脳卒中協会 大分県支部
共催:大分大学医学部附属病院大分県脳卒中循環器病総合支援センター、(公社)日本脳卒中協会、健裕会 永冨脳神経外科病院
後援:大分市、大分県薬剤師会

・脳卒中の急性医療
大分県では、北部・東部・南部・西部・中部・豊肥医療圏でそれぞれ超急性期・急性期治療、脳血管内治療、外科治療が行える施設を大分県ホームページで公表しています。また、大分県で管理されている『大分医療情報ほっとネット』でも脳卒中診療が行える施設を公表しています。
http://www.pref.oita.jp/uploaded/life/2020206_2126670_misc.pdf
https://iryo-joho.pref.oita.jp/srh_fdiseases/detail2/iryokind/2/child/8.html
超急性期・急性期治療の対象となる救急患者搬送は、患者の状態・搬送時間などによってドクターヘリ(大分大学医学部附属病院)、ドクターカー(三次医療機関に配備)による搬送を行っています。

・脳卒中の連携医療
 急性期施設から回復期、維持期施設へ継ぎ目なく治療・リハビリを継続でき、連携の質の向上のため、各地域で『大分脳卒中クリニカルパス情報交換会』などの連携の会を定期的に開催し、各施設が顔の見える連携を図っています。

(準備中)