日本脳卒中協会徳島県支部のホームページへアクセスいただき有り難うございます。
脳卒中は日本人の死因の第3位を占め、高齢者の寝たきり原因では第1位です。最近はカテーテルによる血栓回収療法や再発予防法の新規開発も進みつつあります。脳卒中を克服するためには発症後の治療のみならず、リハビリテーションや再発予防など、急性期病院、回復期病院、開業の先生方による連携が非常に大きな役割を持ちます。また、看護、介護、リハビリテーション、行政などの多職種の連携も大変重要です。日本脳卒中協会徳島県支部においては、市民公開講座やテレビ広告などさまざまな取り組みを通して、脳卒中の発症や再発の予防を推進し、県民の皆様が少しでも不安が少なく暮らすことができるように取り組んでいきたいと考えております。
支部長 髙木 康志 徳島大学医学部 脳神経外科 教授 副支部長 里見淳一郎 きたじま倚山会きたじま田岡病院 病院長 副支部長 兼松 康久 徳島大学医学部 脳神経外科 准教授 所在地 徳島大学医学部
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╂┘ 公益社団法人 日本脳卒中協会
┃ 徳島県支部 第5回徳島脳卒中市民公開講座
・ 今日からできる脳卒中の予防と対策
日にち:令和元年10月27日(日曜日)
開場時間:12:30、開演:13:00、終演:15:00予定
場所:長井記念ホール(徳島大学蔵本キャンパス)
参加無料(申し込み不要) 定員:200名
※ご希望の方には受付にて駐車券(100円券)を配布いたします
プログラム
開会挨拶 髙木康志先生(徳島大学脳神経外科教授、日本脳卒中協会徳島県支部 支部長)
第1部 座長:兼松康久先生(徳島大学脳神経外科)
1. 「脳卒中の予防」宮本 健志先生(徳島大学脳神経外科)
2. 「脳卒中の最新治療」山本 雄貴先生(徳島大学神経内科)
3.「脳卒中ケアユニットにおける再発予防の取り組み」野﨑 夏江先生(徳島大学病院SCU、脳卒中リハビリ認定看護師)
第2部 座長:里見淳一郎先生(きたじま田岡病院長、日本脳卒中協会徳島県支部 副支部長)
4.「脳卒中後のリハビリテーション」住友 泰三先生(きたじま田岡病院リハビリテーション科主任)
5.「ロボットスーツHALを用いた脳卒中急性期のリハビリテーション」松田 拓先生(徳島大学病院リハビリテーション部)
6.「脳卒中センターにおけるソーシャルワーカーの役割」芝 麗先生(徳島大学病院患者支援センター)
脳卒中なんでも相談
閉会挨拶 髙木康志先生(徳島大学脳神経外科教授、日本脳卒中協会徳島県支部長)
お問い合わせ先
〒770-8503 徳島市蔵本町3-18-15
徳島大学脳神経外科 市民公開講座係
TEL:088-633-7149 FAX:088-632-9464
Eメール:neuros@tokushima-u.ac.jp
脳卒中の医療は急性期の医療、回復期の医療、維持期の医療に分けられます。
● 急性期医療
急性期の医療行う病院では、脳卒中を発症した患者に救急医療を行います。まず頭部MRIやCT等の検査を行い、脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血を診断します。特に脳血管閉塞による脳梗塞と診断された場合治療を急ぎます。治療が早ければ障害が軽くすむこともあります。脳梗塞が起きて4.5時間以内であればt-PA静注療法を行い、閉塞血管の再開通を行います。最近では、脳主幹動脈が閉塞した脳梗塞患者に対しカテーテルを用いた血管内治療で閉塞血管を再開通させる治療が行われ良好な成績が報告されています。その他、脳内出血には血圧コントロールを中心とした全身管理を行い、必要に応じて血腫除去術を行います。くも膜下出血に対しては、原因である破裂脳動脈瘤に対し、脳動脈瘤クリッピング術やコイル塞栓術を行い、再破裂を予防します。重症患者に対し、高度な診断と治療を必要とする場合は、脳卒中専門医が治療にあたります。
● 回復期の治療
回復期の治療は、身体機能を回復させるリハビリテーションを中心とした医療です。リハビリテーション専門医、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が脳卒中患者のADL向上、自宅退院を目的として行う医療です。自宅退院後も、生活の質の向上を目標とし、外来リハビリテーションをが行われます。
●維持期の治療
維持期の医療は、日常生活への復帰及び維持のためのリハビリテーションを行う医療です。生活の場で療養できるよう支援する機能を有する医療機関で行われます。
徳島県は、急性期の医療を中心に行う病院、回復期リハビリテーションを中心に行う病院、維持期の医療を中心に行う病院、診療所などをホームページで公表しています。
http://anshin.pref.tokushima.jp/med/docs/2018042700039/