脳卒中体験記「脳出血を乗り越えて!軌跡のクロール」

日本脳卒中協会では、ご自身またはご家族が脳卒中になられた体験を持つ方の体験記「脳卒中後の私の人生」を募集し、毎年発行しています。

平成17年度は、伊達秀子さんの「脳出血を乗り越えて!軌跡のクロール」が、優秀賞に選ばれました。

脳出血を乗り越えて!軌跡のクロール

 1999年12月18日土曜日(60歳)、その日は突然来ました。朝から薄暗く肌寒い日でした。夕方、庭から家の中に入った途端、突然めまいが襲ったのです。すぐに良くなるだろうと思いその場にしゃがんでいましたが、そのまま意識を失ってしまい、発見されたのは20時間後の翌日の昼でした。

 主治医の先生によれば、入院当初は意識不明の脳室穿破を伴った3cmの大きな左視床出血でかなりの重症で、覚醒後も右麻痺で自分では全く動かすことが出来ない状態とのことでした。3日後まだ意識のない私のICUのベッドサイドにリハビリの先生が来てくださり、寝たままのリハビリが、早くも始まったようです。

 4日後に意識を回復した私は数週間してからようやく起き上がれるようになり、車椅子に乗って移動しての立ちあがり練習を何度も繰り返しました。しかし思うようにはいかず、「どうして動かないの」と、いらだったり悔しかったりの毎日を送りました。

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