脳卒中体験記「脳卒中と私の人生」

日本脳卒中協会では、ご自身またはご家族が脳卒中になられた体験を持つ方の体験記「脳卒中後の私の人生」を募集し、毎年発行しています。

平成19年度は、「脳卒中と私の人生」が、優秀賞に選ばれました。

脳卒中と私の人生

 私は、三十七歳の夏に脳卒中(クモ膜下出血)になった。医師より病名を告げられた時、家族は一同に「信じられない」と耳を疑い、両親においては「自分より先に娘が・・・」と、何ともいえない複雑な気持ちになったそうだ。私も三週間くらい後に意識を取り戻しその事実を知ったときには「何で私が・・・」と、言葉を失った。自分とは縁のない、かかるとも思っていなかった病気。私は家族の中で誰よりも健康だと自負していたのに・・・。確かに、この病気にかかってしまった事はショックだった。しかし、本当のショックは退院後に訪れた。この病気をした事によって、大切なものをたくさん失ってしまっている事に気付いたからだ。人一倍、明るかった性格。体力。仕事。私の足だった車を運転すること。数えあげればきりがないほどのものを失ってしまった。

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