脳卒中体験記「負けてたまるか」

日本脳卒中協会では、ご自身またはご家族が脳卒中になられた体験を持つ方の体験記「脳卒中後の私の人生」を募集し、毎年発行しています。

平成20年度の優秀賞には、久留島悦治さんの「負けてたまるか」が選ばれました。

負けてたまるか

 まだ夢って、もてるだろうか?
いやもっていいのかな
 そんな願いを胸に、私は歩きだした
   笑顔でネ

 そう、不思議なんですよ、人生って、変えようと思っても、変わらないのに、ある日、病気を理由に、突然変わってしまった。
 その時、私はまだ50才の、はたらきざかりでした。でも、それが、自分にとって自然の成り行きだったのかも知れない。
 9年前の2月のさむい夜、ひとり歩いていて、道端で倒れ、意識があったのが、ラッキーでした。丸二日、眠っていたようです。
 目をさましベッドから起き上がろうとした時でした。右半身がわからない、右手はどこや!足は!ことばももつれて、頭がパニック状態に。うそやろ、これは夢や!これは夢や。
 でも、すぐに現実に引きもどされました。
 これから、私はどうなるのだろうか。
 ある人が言いました。あなたは障がいを、もちながら、どうして明るいのですか?瞳がかがやいて見えますよ。
 自分にとって楽しい趣味を、持っているからと違うかナ。
 でも、そこまでになるには、時間がかかりました。脳出血に、はじまり脳こうそくを繰り返し、後遺症で構音障害、次は脳血栓と
 どうなるんだろうか?

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