脳卒中体験記「脳卒中後の私の人生」

日本脳卒中協会では、ご自身またはご家族が脳卒中になられた体験を持つ方の体験記「脳卒中後の私の人生」を募集し、毎年発行しています。

平成26年度は、長尾裕子さんの「病いに負けず生きた夫を胸に」が、優秀賞に選ばれました。

病いに負けずに生きた夫を胸に(長尾裕子さん作)

「今日は41回目の結婚記念日ね」と4月29日、ベッドの背を起こし夫にケーキの生クリームをスプーンで掬って口元に持っていくと笑顔で食べてくれた。その5日後、苦しいと呼び あわてて駆け寄った私の腕の中で夫は目を閉じた。27年間 病と闘って71才で逝った。

 40代半ばに小さい脳内出血を起こし手術を受けた。四肢まひも感覚まひもなく安堵したが相貌失認と診断された「高次脳機能障害」という聞き慣れない名で当時、300万人に1人と言われ人の顔と名前が一致しない。

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