厚生労働省令和4年度循環器病に関する普及啓発事業委託費による
一般市民・脳卒中患者・家族向け啓発資材の公開について
「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法」に基づいて、令和2年10月に「循環器病対策推進基本計画」が策定されました。それに基づき、国民に対して脳卒中の正しい知識の普及啓発を図り、医療従事者等に脳卒中に関する専門情報の収集・提供を図るための事業が、令和3年度は日本脳卒中学会に、令和4年度は日本脳卒中協会に、厚生労働省から委託されました。この委託を受けた日本脳卒中学会と日本脳卒中協会は、協同で制作チームを結成し、脳卒中の啓発に関する資料や動画を制作し、国民に広く提供してきました。
令和4年度は、「脳卒中の予防・発症時の対応」と「退院後の相談支援」の動画を制作し、下記のウェブサイトおよびYouTube(動画)に公開しました。なお、動画の台本もウェブサイトで公開しています(無料でダウンロード可能です)。これらの啓発資材が、一般市民の方々の脳卒中を予防し、また、発症した場合には迅速な救急対応によって後遺症を軽減し、少しでも早く元の生活を取り戻すことに役立つことを願っております。また、脳卒中患者さんとその家族におかれましては、動画を視聴していただくことによって、病状を理解し、不安を少しでも和らげ、再発を防ぎ、社会復帰や自立のための参考にしていただければ幸いです。
<記>
日本脳卒中学会webサイト
日本脳卒中協会webサイト
啓発動画と台本の概要は次の通りです。
1. 脳卒中の予防・発症時の対応(YouTube)
- 第1話 「脳卒中ってなに?」
- 第2話 「高血圧」 手始めに 高血圧から 治しましょう
- 第3話 「糖尿病」 放っておいたら 悔い残る
- 第4話 「不整脈」 見つかり次第 すぐ受診
- 第5話 「脂質異常症」 高すぎる コレステロールも 見逃すな
- 第6話 「たばこ」 予防には たばこを止める 意志を持て
- 第7話 「太りぎみの人」 万病の 引き金になる 太りすぎ
- 第8話 「塩分」 お食事の 塩分・脂肪 控えめに
- 第9話 「悪い生活習慣」 アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒 体力に合った運動 続けよう
- 第10話「要介護状態や認知症」
- 第11話「一刻も早く病院へ」 脳卒中 起きたらすぐに 病院へ
2. 脳卒中で退院後の相談支援(YouTube)
- イントロダクション 脳卒中患者さんが自宅に戻りました~生活期のことでお伝えしたいこと~
- 第1話 脳卒中のことでお伝えしたいこと
- 第2話 お金に関することでお伝えしたいこと
- 第3話 これからの生活のことでお伝えしたいこと
3.脳卒中で退院後の相談支援(サムネイル付き動画台本)
画面のサムネイルと経過時間を入れた①~④の動画の台本
一般社団法人 日本脳卒中学会について
日本脳卒中学会は、1975 年に設立され、2005年に有限責任中間法人となり、 2009 年に一般社団法人に移行して現在に至っています。2022年 2 月時点で会員数は 約8,700 人で、専門医 約4,700 名を数え、学術集会の開催、学術誌の 発行、診療向上等に向けた調査・研究の実施、専門医及び教育施設の認定、生涯学習活動の推進、関連学術団体との連絡及び 協力、国際的な研究協力の推進などを行っています。日本脳卒中学会に関する詳細は、ホームページ(https://www.jsts.gr.jp/)をご参照ください。
公益社団法人 日本脳卒中協会について
脳卒中に関する正しい知識の普及および社会啓発による予防の推進ならびに脳卒中患者の自立と社会参加の促進を図り、国民の保健、福祉の向上に寄与することを目的とし、1997年3月に任意団体として設立されました。2005年3月に社団法人として認可後、2012年10月1日に公益社団法人に移行しました。2023年3月現在、本部事務局と48の支部(46都道府県、2政令指定都市)があり、脳卒中を発症した患者さんやご家族を始め、医療従事者、行政・福祉関係者、一般の方々への情報提供や調査研究活動などを行っています。日本脳卒中協会に関する詳細は、ホームページ(https://jsa-web.org)をご参照ください。
以上
お問い合わせ先
- 一般社団法人日本脳卒中学会 TEL:03-3251-6800 e-mail:jssoffice@jsts.gr.jp
- 公益社団法人日本脳卒中協会 TEL: 06-6629-7378 e-mail:info@jsa-web.org